当店では専門の修復士によって、そのものが持つ雰囲気を極力損なわない修復を心掛けております。全て手作業によるもので、しばしば見かける安易なガン吹きの塗装によるベッタリ、のっぺりした仕上げはしておりません。
ガン吹きかどうかを見分ける単純な方法は、その家具全体が、ほぼ同一色のトーンになっていて、部分、部分に微妙な色の違いや、使っていたことを物語る古色(パティナ)がないことです。全体をガン吹き塗装しますと、単に表面だけ見るとその古さが判別しにくいと同時に、古いもの独特の味わいはなくなっています。
また荒っぽいキズやガタツキ、パーツの欠損、ドア、抽出しの引っかかりなどを「これも古いものの味わいです」などと説明しているショップもありますが、これは修復ができるスタッフがいないと判断できます。
家具の場合、日用のものですから、どんどん使えないと意味がありません。細かく言えば、カギがなかったり、クロスが汚れているのも本来の姿ではありません。
当店では、コンディションのいいものをセレクトしておりますが、全く手を付けなくていいものなど、まずありません。それゆえ、まず、例えば椅子ですと、解体して組み直し、それから仕上げの塗装を致します。他の箱物、テーブル類も、まずは構造から修復をし、原型に戻して仕上げに入ります。 |